再掲「保育所の先生と働くお母さんたち」/風のヴィラ/はいいろ階段

お客さんご夫婦に,初めてのお子さんがお生まれになり,そういうことがあるたびに思い出す話があります。うちの娘の保育所の卒所式に時に目にした光景ですが,…

保育所の先生と働くお母さんたち(2010年12月15日)

師走の忙しさに翻弄され、このページも更新が滞りがちになってしまっています……。
本当であれば、先日開催した『設計コンクールの傾向と対策と』についていろいろと触れておくべきところですが、せっかくなのできちんと時間をとって総括しようということになっているようです。参加してくれた学生さん数人からもコメントが寄せられているようですし、何とか早めに返事をしてあげたいのですが、本当にみんな、仕事に追われてしまっているんですよ。ごめんよ。学生さん!

さて、そうは言え忙しさにかまけて更新しないってのはマズイので、何とか踏ん張ろうと思っています。
と、言うことで「娘ネタ!」です!!
「またか!」とがっかりされた皆さん。本当に申し訳ありません。しかし、「喰いもんネタ」と「娘ネタ」は本当に気軽に書けて楽なんっすよ。鬱病に追い込まれないために、私はあえて、こうしたサボりに精を出すように努力してます(笑)

先日は、次女の通う保育所の発表会に行ってきました。長女の授業参観といい、本当にこの季節には集中するんです……。うちの次女は保育所の年長組で、出し物は「そら豆のベッド」という童話を劇に仕立てたものです。うちの娘は「そらまめ」役でした。
しかし「しょせん保育所の出し物だろう」となめて掛かったのは間違いでした。
18分に及ぶ劇は、劇というより、ミュージカルに近いもので、全曲は先生自ら作詞作曲のオリジナル曲で、よどみなく最後まで浪々と流れてゆきます。振り付けもこの劇のために細かく演出され、全員分の衣装も役に応じて全てデザインされ、手作りで縫ったものでした。
いやすごいですよ、この完成度。18分間、全く飽きることがありませんでした。

しかし、保育所の行事ごとにひしひしと感じるのは、保育所の先生たちとお母さんとの仲の良さです。
冗談の言い合いはまるで友達同士のようですし、本当に対等に言いたいことを言い合います。
この雰囲気は何なんだろうなぁ、とずっと、思っていました。小学校の父兄と先生の関係は、こんな感じじゃないし……、送り迎えで毎日顔を合わせている、っていうのもあるんでしょうけど、どうも何かがそれ以上なんですよねぇ。

最近、少しだけ分かったような気がします……。
きっと、保育所の先生と、お母さんたちは戦友か、同志なんだろうなぁと思います。
子供が生まれてから手が掛からなくなるまで、働くお母さんたちにとって、一生の中で一番つらく、そして一番しあせな時期を、一緒に一生懸命に戦い抜いた同志なんです、きっと。

保育所の先生たちも、多くは、働きながら子育てをした経験を持つお母さんで、少しだけ立場が違うだけで、同じ立場なんですよね。
だからあんなふうに自然に笑い合えるのでしょう。
うちの長女の卒所式(保育所なので卒所式なんです)のときも、盛装したお母さんたちと子どもが一緒に並んで卒所証書を頂きに壇上に上がるのですが,あるお母さんが感極まって大声で泣き出したのを皮切りに,その場にいたお母さん方がみんな大声で泣き始めました。

お母さんたちと先生たちは大号泣し続け、こどもたちはそれにびっくりしてキョトンとした顔でお母さんを見上げて,理解できずに「えへへ…」という感じで照れ笑いしていました。

キョトンとしているのは,こどもたちと,わずかながら出席しているお父さんたちだけで,私たちは仲間はずれなんですね…。

今年もきっと、そうなるんでしょう。
わたしも、保育所の送り迎えの時、先生に分け隔てなく笑いかけてもらった瞬間に、少しだけ、その仲間に入れてもらったようで、うれし恥ずかしく感じることがあります。

T島

ということでこの写真には意味はないです…。

m(__)m

でも本当に子育てって,思い出が深いんです…

こんな話題ばっかりでは申し訳ないので,少しは現場の進捗をご報告します。

風のヴィラ・先週土曜日の巻

クロスがうまく貼れない…,とのはなしを受け,急遽現場に寄ってきましたが,

こんな風に,木製建具がどんどんついていました…。

これは南風除室。

正面風除室もこんな感じです。

しかし,本当に,この現場には女性の大工さんが多いんですよ!この写真にも2人映っています。

角くて灰色な階段?

って,勝手に変な名前にしてしまっていますが,気密フィルム施工が終わっていました~

気密シートの端部はきちんとテープで止められていました。コンセント部分も気密処理がきちんとなされています。

いい感じです!

 by T島

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